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老後はゆっくり休むのが正解みたいな空気あるけど、本当にそうかな
定年まで頑張ったんだから老後くらいのんびり休むべき、というのが世間の標準的なイメージだと思う。ただ、その「休むのがゴール」という前提に乗れずにいる。働き続ける方が、案外いい老後になるんじゃないか。 休むべきだという主張は分かる。長年働いてきた体を労わる時間は必要だし、年金があるなら無理に稼ぐ理由もない。趣味や旅行、孫との時間など、現役時代にできなかったことに使えばいい。健康のうちに自由を満喫すべきだ、という話には説得力がある。 それでも、完全に仕事から離れることのリスクは見落とされがちだ。役割を失った途端に張り合いがなくなり、一気に老け込む人は少なくない。人と関わる機会が減って社会的に孤立したり、毎日やることがなくて心身が弱ったりする。適度に働き続ける高齢者の方が健康でいられるという指摘もある。収入の足しになるのも、長寿化で老後資金が読めない今では無視できない。 もちろん現役と同じ働き方を続けろという話ではない。週に数日、負担の軽い仕事で社会とつながり続ける。そのくらいの関わりを保つ方が、ただ休むだけの老後より充実すると思う。働くか休むかの二択ではなく、ゆるく働き続けるのが現実的な落としどころだ。