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表現の自由とは?
茜
茜4日表現の自由は絶対だ、どんな表現も守られるべきだ、という主張をたまに見るけど、それは行き過ぎだろう、という立場を取りたい。 自由を最大限守るべきという理屈は分かる。権力批判や少数意見が封じられたら社会は窒息するし、何が許される表現かを誰かが決め始めると恣意的な検閲に転がる。不快だという理由だけで規制していたら、際限なく自由は削られていく。この警戒自体は正しいと思う。 ただ、だからといって表現に一切の線を引かないのは無理がある。特定の個人を狙った誹謗中傷、デマの拡散、差別の扇動、こうしたものは実際に人を傷つけ、時に命や安全を脅かす。表現の自由は、他人の権利や尊厳を踏みにじる自由までは含んでいないはずで、現に名誉毀損や脅迫は法的にも制限されている。 要は、守るべきは「権力に向かう自由」や「異論を唱える自由」であって、弱い立場の他者を攻撃する自由ではない。線引きが難しいのは確かだが、難しいから何でもありにする、というのは思考停止に近い。自由の価値を本気で守るためにこそ、それを悪用する表現には歯止めが要ると考えてる。
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