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生まれた瞬間から英才教育とか聞くと、その子の人生いつ始まるんだと思う

まだ言葉もおぼつかない頃から習い事を詰め込み、お受験に向けて競争させる。早く始めるほど有利という理屈で幼児期から子どもを戦わせる流れがあるけれど、これは必要というより、むしろ子どもから大事なものを奪っていると思う。 幼い時期に本当に育つべきものは、テストで測れる能力ではない。泥だらけになって遊び、友達とぶつかって仲直りし、飽きるまで何かに没頭する。そうした一見無駄に見える時間の中で、好奇心や情緒、人と関わる力が育っていく。その土台こそが、後々の学びや人生を支える。競争のための訓練でこの時間を塗りつぶせば、伸びるはずだった根の部分が痩せてしまう。 早期競争のプレッシャーは、子どもの心にも重くのしかかる。常に他人と比べられ、結果で評価され続ければ、できない自分はダメだという感覚が幼いうちから刷り込まれる。親の期待に応えるために頑張る構図は、本人が何を好きかを置き去りにする。早くに成果を出した子が、燃え尽きて伸び悩むケースは珍しくない。 競争や努力を覚えること自体を否定はしない。ただ、それには適した時期がある。心と体の土台ができてからで十分間に合うものを、わざわざ一番やわらかい時期に持ち込む必要はない。早ければ早いほどいいという発想は、子どもの成長の順番を取り違えていると思う。