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代理出産て恐ろしいな

自分では妊娠・出産が難しい人にとって、代理出産は子どもを持つ最後の希望になりうる。その切実さは重い。ただ、これを認めるかどうかは、望む人の気持ちだけで押し切れる話ではない。慎重にならざるを得ない危うさが、この仕組みには潜んでいる。 一番の懸念は、産む女性の体と心が引き受けるものの大きさだ。妊娠と出産には常に健康上のリスクが伴い、命に関わる事態も起こりうる。それを他人のために背負ってもらう構図には、どうしても無理がある。とりわけ対価が絡めば、経済的に追い詰められた女性が引き受け手になりやすく、貧しい人が豊かな人のために体を差し出す関係になりかねない。実際、海外では代理母の搾取が問題になってきた。 生まれてくる子どもの立場も置き去りにできない。産んだ女性と育てる親が異なる出自を、その子はどう受け止めるのか。依頼者が途中で気変わりしたら、障害があると分かったら、誰がその子を引き受けるのか。親子関係の線引きをめぐる争いは、現に各国で起きている。契約でなぞろうとしても、割り切れない領域が残る。 子を望む人を助けたいという思いは尊い。だからこそ、勢いで解禁するのではなく、産む人が搾取されない仕組みと、生まれる子の権利を守る枠組みを先に固める必要がある。そこが定まらないうちは、認めることに慎重であるべきだと思う。

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