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電車通勤、苦痛って言われるけど案外そうでもなくない?
毎日の電車通勤は消耗するだけの時間、と語られることが多い。ただ、必ずしも苦痛と決めつけなくていい面がある。まず車の運転と違い、移動中に自分の手が空く。この数十分を読書やニュースの確認、語学の学習にあてれば、まとまった学びの時間として使える。眠りが足りない朝に仮眠を取る人もいるし、音楽やポッドキャストで気分を整える人もいる。仕事とプライベートの間に物理的な移動をはさむことで、頭を切り替える緩衝帯として働くという指摘もある。在宅勤務が広がったとき、通勤という区切りを失って生活と仕事の境目が曖昧になり、かえって疲れたという声が出たのもこの点と無縁ではない。もちろん、身動きの取れない満員電車や長時間の乗車が負担なのは確かで、そこは混雑の緩和という別の課題として切り分けて考えるべきだ。適度な混み具合で座れる環境であれば、通勤時間は無駄な苦行ではなく、一日の中でむしろ貴重な自分だけの時間になり得る。