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死票が多すぎる小選挙区より、比例のほうがマシだと思う
四割ほどの得票で議席の七割を占める、そんな結果が小選挙区制ではしばしば起きる。この歪みを踏まえれば、比例代表制のほうが望ましい。一つの選挙区で当選するのは一人だけなので、次点以下に投じられた票はまるごと消える。多くの選挙区で死票が過半に達し、有権者の意思の相当部分が議席に届かないまま切り捨てられている。少数派の立場を掲げる政党は、支持が薄く広く存在していても議席を得られず、議論の場から締め出されてしまう。比例代表なら得票率と議席数がおおむね一致し、多様な意見が議会に持ち込まれる。政権交代が起きやすく決められる政治になる、という小選挙区制の長所はよく語られるが、その裏側では強引な多数支配が生まれ、反対意見が数の力で押し流される。連立協議に時間を要する点は確かに難点だが、あれは合意を積み上げるための手間であって、民意を大量に捨てる代償よりは軽い。投じた票の重みが結果へ素直に届く仕組みを取るべきだ。