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ブランド品って結局見栄でしょ、って言うけど

高い金を払ってロゴを買うなんて無駄、見栄の産物だ、という切り捨て方をよく見かける。だが、ブランド品には値段相応の価値がちゃんとある。まず品質そのものが違う場面は多い。熟練の職人が選りすぐった素材を丁寧に仕立てた革製品や時計は、雑に作られた安物とは耐久性が段違いで、何年も、ときに何十年も使い続けられる。修理体制が整っていて長く付き合えることを考えれば、一度きりで買い替える安物より割安になることさえある。デザインや歴史に裏打ちされた完成度は、持つ人に満足感を与え、日々を丁寧に扱おうという気持ちを引き出しもする。手放すときにも高値で売れる資産性を備えたものは少なくない。もちろん、身の丈に合わない借金をしてまで買うのは愚かだし、ロゴを見せびらかすためだけの消費が空虚なのも確かだ。ただ、それは使い手の姿勢の問題であって、ブランド品そのものに価値がないわけではない。良いものを見極めて長く愛用するなら、それは浪費ではなく、納得のいくお金の使い方になる。

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